20年の時を経て再スタートを切る 棚田を守ろう会

春の陽気を感じる日も増えてくるこの季節に、小阪の棚田へ赴き、鶏ふんをまくこの作業が、5年目を迎える自身の色川暮らしの春一番の訪れを感じさせる。棚田を守ろう会(峯茂喜会長)の年明け初めての作業である鶏ふんまきが3月9日に行われた。口色川区の外山哲也さんの鶏舎から100袋ほど鶏ふんを集め、棚田一枚一枚に人力でまいていく。

さて、そんな地道な作業の積み重ねのかいあって、棚田を守ろう会の活動による小阪の棚田での米作りは今年で20年を超える。しかしその実情は、小阪区の長老たちによる奉仕的活動や、若年層の低賃金の働きによって成り立っている。

その収支改善を行うべく、賛助会員のコース設定の刷新や、新規会員獲得のためのSNS運用や、会員制度を魅力的にするオンライン新米会などの方策を、「棚田を守ろう会広報プロジェクト」を立ち上げ、班長の千葉貴子さんの旗振りのもと練り上げている。

賛助会員のコース設定は、主に1万円のスタンダードコース、3万円のもっと応援コース、5万円のめちゃくちゃ応援コース、とした(詳細は画像にて)。

やはり、中山間地での米作りはこのような賛助会員の方々からの資金支援がないと成り立たない。いや、そもそも米作りを行うことが最低賃金以上の収入を得られることが適切なのかは分からない。けれど、活動に意義を感じてくれる方がいるのであれば、ぜひ資金援助を求めたい。この活動が真っ当な報酬を得られる活動になるならば、色川のほかの棚田においても耕作活動がしやすくなるだろうと思う。 農林水産省のつなぐ棚田遺産にも登録され、名実ともに意義と美しさを認められた小阪の棚田での本活動が、より多くの方の目にとまるように、色川に住む皆さんの力をお貸しいただけないでしょうか。お知り合いなどにこの活動を広めてもらえたら幸いです。色川で当たり前に米作りが続いていく未来を願って。