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伝統・文化

3年ぶりの開催 小阪区亥の子祭り

みんなで亥の子歌を歌う

小阪区で3年ぶりとなる「亥の子祭り」が11月19日に行われた。この祭りは、旧暦10月(亥の月)の最初の亥の日に、区内の家を一軒一軒巡って軒先で祝いの歌を歌うもの。収穫への感謝や家内安全、「亥の子」の言葉から連想されるように、子孫繁栄を願う意味も込められているそうだ。回る際は、切り出した竹にわらをくくりつけたものを用意し、歌に合わせて軒先でドンドンと地面を突いて祈る。

歌詞には、「ここの屋敷はめでたい屋敷」「鶴と亀とが舞いを舞う」「亥の子百姓の守り神」「ここの奥さんは福者でござる」といっためでたい言葉や表現が並び、また、独特の言い回しが何とも面白い。

当日は、夕方5時ごろに歌い手が集まり、まずは椙吉神社へ。お宮で最初の歌を歌った後は、集落の上と下の2手に分かれ1軒ずつ家を巡る。道中、お酒を振る舞う家も多く、徐々に歌い手の酔いもまわる。歌にも慣れ、夜道をみんなで歩く一体感と酔いとが相まって、歌の声は次第に大きくなり、歌い手たちは何とも言えない高揚感に包まれている様子だった。

すべての家を巡った後は、集会所へ。両グループが再び出会い、声の大きさを競いながら最後の歌を歌った後は、食事とお酒をいただいた。そして、最後はカラオケ大会。遅くまで大いに盛り上がった。

亥の子祭りは、昔はどの集落でも行われていたそうだが、現在続いているのは小阪区のみ。区の皆さんもこの行事に誇りを持っており、「これからも末永く残していきたい」と気持ちを新たに語っていた姿が印象的だった。こうした行事が区の一体感を高め、暮らしの土台を作っていることを改めて感じ、居合わせられたことに自然と感謝の気持ちがわいてきた。

祭りの歌はこうして締めくくられる。「エントコヤッサイ、末はんじょう」。

住民有志が作った竹とわら。

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