秋晴れの元、狩場刑部左衛門の例祭
ずい分と暖かい日が続いた10月も終わり、ようやく心地よい冷たさの風が吹き始めた立冬直前の11月1日、狩場刑部座衛門の例祭が樫原区の狩場刑部座衛門神社にて執り行われた。狩場刑部座衛門は今から約600年前、ひとつだたらと呼…
ずい分と暖かい日が続いた10月も終わり、ようやく心地よい冷たさの風が吹き始めた立冬直前の11月1日、狩場刑部座衛門の例祭が樫原区の狩場刑部座衛門神社にて執り行われた。狩場刑部座衛門は今から約600年前、ひとつだたらと呼…
世の中には、「色川」が苗字の人がいる。色川さんたちは、もとをたどると色川の出。それも、平維盛を先祖とする清水姓の子孫であるという。昔、色川を出て、黒潮に乗って現在の茨城や東北に辿り着き、そこに根付いていった。 その命が…
毎年、小阪で行われている「地蔵盆」。もともとは、毎月24日が地蔵菩薩の縁日と定められていて、そこにお盆と街角などにあるお地蔵さん、いわゆる道祖神信仰とが結びついて、旧暦の7月23日頃に行われてきたのが地蔵盆だそうだ。 …
あたたかな日差しに恵まれた2月4日、熊瀬川区・両谷庵で会式が行われた。 会式に来た方の半分は、勝浦など、今熊瀬川には住んでいない方々。久しぶりに集う機会だったのか、集まった人たちは日向で談笑していた。「人が少なくなってき…
11月7日、田垣内区の山祭りが行われた。山祭りとは、山の神様をまつるお祭り。 山祭りは全国各地にあり、神様の性格やお祭りのあり方も様々ある。ここ田垣内では、山仕事をす る人が中心となり執り行なっている。一年無事に仕事がで…
連日の猛暑が続く中、色川の各地区でお盆の伝統行事「施餓鬼(せがき)」が行われた。 田垣内区の施餓鬼は8月12日に寶珠寺で行われた。「お盆には、ご先祖様の霊とともに、有縁無縁たくさんの霊がやってきます。それらすべて、分け隔…
「ちょいと踊り子衆ご相談がござる〜」 円満地公園オートキャンプ場に、美声が響く。今年も、盆踊り保存会(松村光隆会長)主催の盆踊り大会が、8月14日に開催された。当日は雨の予報で、途中で雨が降ったが、なんとかもちこたえ、無…
7月14日、「ハーリャ」「ハーリャ」と那智山から掛け声が響いてくる。この日、熊野那智大社の例大祭、「那智の扇祭り」(那智の火祭り)が斎行された。 朝7時、那智山周辺の集落から続々と扇神輿を担ぐ氏子たちが集結。この祭りは、…
6月10日、小阪で斎講が行われた。南泉寺の戸が開け放たれると、ひんやりとした新鮮な空気が流れ込んだ。朝早くから寺役の住民が集まり、掃除やお供え物の準備にとりかかった。 お盆の上に擬宝珠(ギボウシ)の葉が並べられ、その上に…
風が強くもよく晴れた2月4日。熊瀬川区の行事「金光明最勝王経一字一石塔の会式」が執り行われた。 一字一石塔とは、石に一字ずつお経の文字を書写した「一字一石経」を土に埋め、その上に建てた碑のこと。大きな災害や飢饉、疫病など…