棚田でしめ縄・わらぞうり作り体験

棚田

棚田を守ろう会(松木繁明代表)主催の「餅つき・しめ縄作り体験」が11月23日に小阪の米作り体験農場横で実施された。当日の参加者は約40人、遠くは関東からも来てくれたが、色川内や町内からの参加も多かった。

参加者はしめ縄かわらぞうりを選んで作り方を教わった。講師はしめ縄作りが小阪の苅屋強光さん、上地善行さん、ぞうり作りは同じく小阪の中西久榮さんと大野の三隅冨美枝さんが担当。縄を綯うところから丁寧に教えてくれた。

しめ縄作りを行っている場所から道を挟んだところでは餅つきが行われ、主に子どもたちが餅つきを楽しんでいた。ついた餅は昼食時にあんこ、きな粉、大根おろしなどで食べたほか、餅ピザとしても振る舞われ好評であった。食べきれなかった餅はお土産としてみんなに配られた。また、今年棚田でとれた新米も登場、卵かけご飯などでおいしくいただいた。

作業はというと、昼過ぎには早い人がしめ縄を完成させ始め、午後3時頃にはほとんどの人が作品を完成させた。作品の出来は人それぞれだが、みんな自分の作品に満足していた。「ほとんどやってもらったので来年は自分で全部やりたいです」という人もいて早くも次のシーズンを見据えていた。

この日に合わせて、22日から24日には、東京のNPO法人ジュオンネットワークによる棚田ボランティアツアーも行われ、京都や大阪、茨城、神奈川などから9人が参加した。棚田での農作業やしめ縄・ぞうり作り体験の準備を手伝ったり、小阪の鉱山跡から円満地公園までの山歩きなども楽しんだ。

今年も残すところ1カ月ちょっと。皆さま、今年もありがとうございました。来年もよろしくお願い申し上げます。とは、ちょっと気が早いかな?(創)

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