色川姓サミットに全国から25人が参加

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全国の色川姓の人々や色川に関心を持つ人々の交流を深めることを目的とする「色川姓サミット」が11月16日に籠ふるさと塾で開催された。全国から25人の「色川さん」が集まったほか、地区内外から50人以上が来場した。
全同サミットは、色川の歴史文化の研究・継承に取り組む「色川を語り継ぐ会」が企画、「色川姓サミット実行委員会」を立ち上げ、色川地域振興推進委員会共催、那智勝浦町および色川地区区長連合会後援のもと行われた。
前日の15日夜には、全国から来訪した「色川さん」を歓迎するレセプションが開かれ、色川の住民らと交流した。翌日、実行委員会の田古良元昭委員長の挨拶によりサミットは幕を開けた。内容は、「海の熊野地名研究会」の田中弘倫会長による講演「色川の歴史・伝承と色川姓」と色川文化財の見学だ。
今回、北は宮城県、南は奈良県から色川さんが来訪。色川姓が特に多いのは関東で、多くが茨城県からの参加者だった。講演では色川姓が関東に多い理由や色川の歴史などが語られ、会場に集まった約80人が熱心に耳を傾けていた。また、午後は色川さんらを地区内に案内し、色川小学校や清水屋敷・墓跡などを見学した。
サミット終了後、ある色川さんからこんな感想が寄せられた。
「先祖が故郷を離れてから何百年と故郷の思いを語り継ぎながら二度と訪れることもなく天国に旅立ったことを思うと、色川の郷を訪れ皆さまとお会いし、直接お話ができた自分たちは本当に幸せ者と思っております。歴史ある色川を大切にお守りください」
色川という地、そして色川の文化を次世代に紡いでいくこと、それはここに暮らす者の大切な役割なのかもしれない。「また来たい」「定期的に開催してほしい」という声も多く聞こえてきた。色川姓サミットをきっかけにできた輪を今後さらに広げていきたい。(みほ)

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