全地区合同、いきいきサロン花見会

花見会

待ちに待ったお天気。円満地公園の桜たちも、暖かい太陽の光を待ちわびていた様子だ。3月30日、八分咲きの桜のもと、「いきいきサロン」のお花見会が開催された。

「いきいきサロン」とは社会福祉協議会が「地域のつながりづくり」を目的とし、月に一度、60歳以上の住民を対象に小物作りや健康体操、料理教室などを行う、地域の集いの場である。普段は地区ごとに行われるが、今回のお花見会は全地区合同。地区をまたぎ全員が集まるのは初めてのことだ。合同の会を発案したのは、全地区のいきいきサロンで運営を担っていた上野和子さん。「同じ色川なのだから、地区を越えて皆が集まる機会を作りたかった」と発案の動機を語った。上野さんはこのお花見会をもって、いきいきサロンの運営を引退される。一人ひとりと言葉を交わし、最後の時間を楽しんでいる様子だった。

40名を超える参加者が、弁当を食べながら語り合う。デザートにぜんざいが振る舞われ、皆おいしそうに頬張っていた。昼食の後は、社会福祉協議会の田原紀子さんによる○×クイズ。「ソメイヨシノの標本木は靖国神社にある。○か×か?!」など、桜にまつわる問題が出題された。○×クイズの後は、後呂光さんによる「つもり違い十か条」クイズ。「弱いつもりで強いのは?」という問題に「嫁さん!」との回答があり、笑いを誘った。会の最後は色川音頭の合唱。参加者のほとんどは盆踊りが大好き。昔は盆踊りをするとなれば他の地区でも踊りに走り、朝まで踊り明かしたようだ。

ぽかぽかとした心地良い陽気の中、たくさんの笑顔の花が開き、お花見会は幕を閉じた。