岩手県一関市議が色川を視察訪問

一関市議視察

5月28日、岩手県一関市義会から10名が籠ふるさと塾に来訪し、色川の定住促進の取り組みについて視察を行った。

一関市は岩手県南部に位置し、平成17年に1市4町2村が合併した中東北の拠点都市と呼ばれており、人口は約12万人である。面積は1256㎢と田辺市よりも200㎢程さらに広く、色川と同じような中山間地や小さな集落が点在しており、学校の統廃合も進んでいると市議より説明があった。

色川の取り組みを説明した後、質疑応答があり「仕事」や「空き家」に関する質問があった。また、市議の一人からは「(色川地区に)青年会が残っていることに驚いた」と若者の移住受け入れの成果だと評価する声があった。合わせて小中学校が統廃合ではなく新築されることにも触れ、色川地区側からは「学校がなくなれば地域がなくなる」と一律的な統廃合の動きを懸念する意見もあった。

当初1時間半の視察予定であったが、急遽30分で切り上げる事となってしまい、十分な意見交換は出来なかった様子であった。ただ、日本全体が人口減少の局面に入る中、岩手県も和歌山県も人口減少率はともに高く、人口の多少に関わらず奪い合いではなく共に手を取り合う姿勢が大事であると感じた。