梅雨の合間の蒸し暑い日、小阪区集会所からたくさんの笑い声と歌声が響き渡った。7月11日、小阪区で区民の寄り合い会が行われ、集まった24人で昼食を共にした。
「以前から、みんなで集まる機会がほしいという声があった」
そう語るのは区長の西浦完治さん。そんな区民の声がきっかけとなり、今回初めて会が催された。
朝8時に女性たちが集会所に集まった。事前に決めていたメニューはキュウリもみ、おまぜ、ポテトサラダ、味噌汁だ。
「あんたのとこはそうするんかい。勉強になるの〜」
調理中にはそんな声も聞こえてくる。地元のお母さんから若者に調理法を伝授する場面もあり、準備の段階からわいわいと賑やかで活気にあふれている。
11時前、開始時刻が近づくとぞくぞくと人が集まってくる。会がスタートしてまもなく、参加者一人ひとりから会の感想を語る時間がとられ、「みんなで集まるのは嬉しい。ぜひ定期的にやってほしい」という声がほとんど。「昔はよくみんなで呑んで元気があったが今はテレビもあるし、外に出て近所の人と話すことも少なくなった。こんな会は毎月やってもいい!」といった感想も寄せられた。今回は参加者に200円の会費をもらったが、「もっと会費をとってもいい」「足りなければ持ち寄りはどうか」など、たくさんの工夫が飛び出し、そんな様子からも会への想いが伝わってきた。1時間程で昼食を食べ終え、みなさんお待ちかねのカラオケタイム。歌にとどまらず踊りまで披露され、会は大いに盛り上がった。
今年中にもう一度、開催する予定。みんなが負担なく参加できるように昼食の準備を男女交代で行おう!という声もあった。男性が作るご飯…実現したときには取材必須ネタだ!