住民自慢の産品並ぶ 妙法展示会

妙法展示会

「さあ、この大きな立派な椎茸、いくらッ?!

11月8日、秋雨の中、今年は小阪集会所を舞台に色川地域内の自慢の野菜・加工品がセリ落とされた。第34回妙法展示会だ。

玄関を入ると早速、地元のお母さんたちによる餅とおまぜの販売。「セリの間、小腹がすくので…」と多くのお客さんが買い上げ、あっという間に完売した。

会場には、色川中から集まった野菜・加工品たちがずらりと並ぶ。この日のために丹誠込めて作られ、きらきらと輝いている。そんな産品に見とれていると、会場の端に「目方でドン!」と書かれた紙が貼られ、サツマイモがたくさん入った段ボールが置いてある。毎年恒例の重さ当てゲームだ。正解者にはなんと商品券がプレゼントされる!セリだけでも大盛り上がりなのに、たくさんのお楽しみが散りばめられていることに、主催者の思いが感じられる。

午後1時。セリが始まった。町場からの常連さんの姿が伺える。そして今年は小学生の参加が、セリをまた一段と盛り上げてくれた。セリ人は南平野区在住の井上秀司さんと久野秀明さん。久野さんは今年初挑戦だ。

11月上旬で気温も下がっているはずだが、セリ人の2人は汗びっしょり。そんな姿がさらに会場の熱を上げる。1時から始まったセリは4時まで続き、出品された野菜・加工品は見事にすべてセリ落とされた。

「この農産物品評会を色川全域のものにしたい」と公民館妙法分館長の浦勝良さんは語る。出品の呼びかけも昨年から色川全域に拡げ、今年は東部以外の出品者も多くあった。今後、より多くの住民で盛り上げ、色川内の輪を作り、町場との良い交流のきっかけとなることを願ってやまない。