スポーツを通じて交流を楽しむ

ニュースポーツ

那智勝浦町教育委員会主催による「ニュースポーツ体験会」が3月13日に色川中学校運動場で行われた。

ニュースポーツとは、子どもの体力向上や中高年の健康維持・増進、高齢者の介護予防など、さまざまな分野で活用されており、勝ち負けよりも「楽しみ」「人との交流」「健康・体力づくり」に重点を置いた生涯スポーツである。

この日体験したのは、ボールをスタートラインからスティックで打って得点穴に入れて得点を競う「スカットボール」、ポールに載せたボールを打って的に当てる「ティーボール」、2本のスティックを使って歩く運動効果の高い「ノルディックウォーク」など。

また隣のコートでは、集まった子どもたちでチームを作り、ミニサッカーで大人チームとの試合も行われた。普段は人数が少なく団体競技に接する機会があまりないが、チームプレーを体験する良い機会となったようである。

時を同じくして色川中学校講堂では、こちらも教育委員会主催の「公民館フラダンス教室」が行われた。小学生の女の子たちも参加し、フラダンス用の衣装「パウスカート」を着用して練習した。公民館フラダンス教室は1年間を通して行われており、この日は練習の成果を披露する発表会もあった。

参加者の一人は「子どもたちと一緒に体を動かすのが楽しかった」と笑顔で話し、異世代間の交流を楽しんでいた。生涯スポーツは子どもから高齢者まで幅広い年齢層を対象としており、ともに体を動かし楽しみを共有することによる地域の絆づくりに効果があるようだ。