棚田で53人が田植え体験

棚田を守ろう会(原和男代表)による田植え体験イベントが、6月7日(日)に小阪区の米作り体験農場で開かれ、県内外から大人と子ども計53人が参加しました。

当日は、苗代から苗を取る苗取り体験から開始。その苗を棚田へ運び、1枚の田んぼに2、3人ずつ入って手で植えました。同会のスタッフも、指導しながら参加者と一緒に作業。午前中の作業後は、牛で代かきをする牛耕の様子を見学しました。

休憩時の飲み物には、色川産のほうじ茶や梅ジュースを用意。また、昼食に、同会が色川産のコメや有機野菜などの食材を使って、山菜の天ぷら、おにぎり、みそ汁、サラダ、卵焼き、そうめんなどを振る舞いました。

昼食後は、参加者の自己紹介タイム。県内では町内や和歌山市から、県外では東京、神奈川、香川など遠方からの参加者も多かったです。そして、田植えを再開し、午後3時ごろまでに棚田のほとんどに苗が植えられました。同会が準備したカキ氷で一息ついた後は、牛耕体験コーナー。小学生の姉妹も果敢に挑戦し、見事な代かきを披露しました。

参加者からは「田植えはもっと難しくて大変かと思っていたが、やってみたら楽しかった」「日ごろ食べているお米ができるまでの体験を続けたい」などの声が聞かれました。

夏のような日差しの下、参加者とスタッフ合わせて約70人が共にすがすがしい汗を流しながら交流を楽しみ、イベントは盛況に幕を閉じました。

田植え

県内外から53人が参加した田植え体験

牛耕

小学生の女の子が牛耕に挑戦