棚田を守ろう会(松木繁明代表)の田植え体験イベントが5月22日、小阪区の米作り体験農場で行われた。参加者は約30人、スタッフを含めて約50人と、例年よりやや少ない人数での田植えとなった。
午前9時にまず苗代での苗取りの作業がスタート。いつもは1日がかりの田植えが、この日はお昼までにすべて植え終わった。小学生たちも一所懸命田植えをしていた。今年は苗がよく育っていたため植えやすかったそうだ。
昼食は、女性スタッフが腕を振るい、山菜や地元野菜を使ったおまぜや炒め物、豚汁などの食事が振る舞われた。特にシカ肉の混ぜご飯は参加者には珍しかったためか、とても人気があった。
昼食後は苗代後の田んぼで牛耕が行われた。普段見られない光景に参加者もスタッフも釘付けになっていた。
こうしてイベントは無事に幕を閉じた。まだ秋までにしなければいけない作業はたくさんあり、獣害も課題ではある。しかし、代表や小阪区のメンバーを中心に、毎日のように田を世話し、日々獣たちと戦っている。
課題を乗り越えてどんどん成長し、秋に黄金の棚田が見られることを願っている。