小阪の棚田で草取り体験

草取りイベント

棚田を守ろう会(松木繁明会長)の毎年恒例草取り体験イベントが7月3日、梅雨空の中、小阪区の米作り体験農場で開催された。このイベント、少し地味な作業であまり人気がなく、年に4回行うイベントの中で参加者が少ない。だが、お米を作る上では欠かせない作業。お米ができる一連の流れを知ってもらいたいと毎年開催している。

今回は9人の一般参加者があり、スタッフも含めて約20人が集まった。午前9時に始まり、皆、中腰の態勢で稲の株間に出ている草を取る。黙々と取る人、隣の人と世間話をする人、中には腰が痛いのか休む人もいたりと、それぞれのペースで作業を進め、慣れていた人が多かったからか、午前中でほぼ終わった。

そして待ちに待った昼食。この日の献立は、鹿肉団子と野菜の甘酢あんかけ、鹿肉ギョーザのスープ、ポテトサラダなど、地元の食材を使った料理が並んだ。何回もおかわりする人もいて満足そうに頬張っていた。また、今回は竹の製作に一日以上かかったという流しそうめんも登場!大人たちは童心に返って流しそうめんを楽しんでいた。

参加者は「こんなに大変とは分からなかった。田植えも参加したので、稲の成長が見られてよかった」と話していた。

無事に体験が終わったが、同会としてはより参加者が集まるイベントにするため試行錯誤の日々が続く。

流しそうめん