鳥獣害が深刻化している色川だが、住民も田畑への電柵・ネット、花火、檻など、さまざまな対策を講じて被害を防ごうと努力しています。最近、新たに仲間入りしたのが、写真のかかし。
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口色川区の縣(あがた)川沿いに設置されているこのかかしは、ただ座っているだけではありません。なんと、水力を利用して、ししおどしの仕組みで腕が動き、「バン、バン」と音を鳴らします。住民が留守にしがちな昼間も、番人として周辺を見張っています。
製作者は、口色川の久保惠資さん。収穫を楽しみにしていた夏野菜が留守中にサルに襲われてしまい、人の代わりに目を光らせるかかしを作ろうと考案しました。設置後は、獣が来ている気配はないとのこと。また、かかし作りの参考にしたいと見学に訪れる人がいたり、子どもたちの人気者(?)になっているそうです。
(執筆:たき)
水力で腕が動くかかし
ししおどしが「バン、バン」と音を鳴らします
南平野区でも、ユニークなかかしが活躍しています