観光甲子園出場の新翔高校生徒が色川体験

高校生が観光プランを競う「観光甲子園」。今年で第2回目の同大会に県立新翔高校の生徒たちが色川地区を題材にした観光プランで応募し、見事予選を通過、和歌山県で初めて本選に出場することになりました。
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色川地区の協力の下、生徒たちが5?6月に色川を学習・体験して作成した「どえらかったで!色川?熊野の山里・色川でダブル元気」は、修学旅行生など子どもたちが色川の自然や暮らしを体験し、住民と交流することで、旅行者も住民も元気になることを目指すプラン。29日に神戸市で開かれる本選では、このプランを生徒たちが審査員に発表します。そこで、生徒自らプランを体験するため、2・3日に再び色川を訪問しました。

主な体験内容は、わらぞうり作り、田んぼの草取り、鶏の解体と料理、めはり寿司作り、「仙人滝」ツアー、ブルーベリー摘みなど。

わらぞうり作りは、坂本ミトエさんと新宅みつゑさんを講師に迎え、わらをなうところから教えてもらいました。「初めてなのに上手」と励ましの言葉をもらいながら、また、「お母さんのを見ながら、小学校ぐらいから作っとったよ」など思い出話を聞きながら、それぞれぞうりを作り上げました。彼らはそれをはいて本選に臨みます。

いずれも生徒たちにとっては初めての体験ばかりですが、むらの暮らしの魅力と大変さ、そして、自然の恩恵に感謝して生きることの大切さを実感できたようでした。こうして色川への理解を深めた彼らは、本選に向けて、発表の練習に励んでいます。
(執筆:たき)

わらのない方を生徒に教える坂本さん

色川の伝統食「めはり寿司」を作る高校生たち