アメリカ人・スリランカ人が色川訪問

持続可能な(=サスティナブル)地域づくりに取り組む人々が訪問交流する新たな旅行形態のモデルを熊野から発信する「サスティナブルコミュニティ・ツーリズム in 熊野」が、20~22日に新宮市と那智勝浦町色川地区で開催されました。
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アメリカ・サンタクルーズ市、スリランカ・キャンディ市、および国内からの9人のゲストと関係者らあわせて20人が、20日に色川地区を訪れ、色川の地域づくりの取り組みを視察するツアーが行われました。

午前中は、「棚田を守ろう会」が復活させた棚田や、「色川明るい里山森づくりの会」の里山づくりの現場、午後は、シキミ・サカキの出荷作業、有機無農薬で色川茶を生産する「両谷園」、わらぞうり作り、間伐材などを燃料に塩を作る「熊野黒潮本舗」などを見学。両谷園では、茶の手もみ作業を体験しました。

それぞれの訪問先では、地域の自然とどのようにかかわってきたのか、生活文化や伝統はこれまでどのように守られてきたのかなど、多くの質問が寄せられ、色川の人々との活発なやりとりが見られました。

また、夕方からの交流会では、色川盆踊り保存会による伝統の色川踊りが披露され、ツアー参加者も踊りの輪に加わりました。その後、地元産品を使った郷土料理が振る舞われ、親交を深めました。

視察団は翌日、新宮市熊野川町を訪問、22日には新宮市で国際フォーラムが開かれ、サンタクルーズ市やキャンディ市の取り組みの紹介、色川・熊野川町での体験や持続可能な地域づくりに関する意見交換が行われました。

 

わらぞうり作りを見学するシンシア・マシュー前サンタクルーズ市長(左)

外国人ゲストも輪に入った色川踊り