和大シンポ  ジウムに登壇  登壇

「洋平君、今度和歌山大学でシンポジウムがあるんだけど、そこに登壇しない?」ある日、地域おこし協力隊の米川智史さんから、そんな誘いを受けた。ぜひにと勧められ承諾したものの、もともと口下手な上に、人前で話すことに慣れていない・・。不安な気持ちで、米川さん協力のもと準備を進めた。

このシンポジウムは11月2526日に和歌山大学で開催される「農村計画学会」で行われるもので、テーマは「これからの地域づくり―『田園回帰』志向を農山村はどう受け止めるのか―」。具体的には、和歌山県で農業を頑張っている若者3人が、それぞれの地域や活動について報告し、農山村の地域づくりを議論するものだ。自分もIターン2世として色川のことや仕事などを報告させてもらった。

11月25日、和歌山大学に到着。全国各地から大学教授や学生、企業などが発表や交流のため多く参加しており、異次元にきたような気分。全体は午後1時〜5時半までで、湯崎真梨子和歌山大客員教授の基調講演と、現場報告の2部制だった。

自分の発表が近づくにつれて、だんだん鼓動も激しくなってくる。みなべ町と田辺市からの登壇者の発表の後、いよいよ自分の番。米川さんのアドバイス「ゆっくり話すこと」と「マイクを近づけて話すこと」に注意しながら、約20分弱の報告をした後、登壇者の質疑応答に入り、無事に終了した。今回の発表で、参加者の顔を見て話すことや、質疑応答できちんと答えられるように準備するなど反省もあったが、自分にとって良い勉強になった。今後こういった機会があるか分からないが、自分の経験が色川や地域づくりに役立つのであれば、参加したいと思う。