北山村青年会と色川青年会が交流

日本唯一の飛び地・和歌山県北山村、人口約500人の秘境のヒーロー「ジャバライダー」を生み出した北山村青年会(中瀬洋伸会長)の精鋭7人が、11月27日、那智勝浦町の秘境・色川までやって来て、迎えた色川青年会(鳥羽山誠一会長)の精鋭13人と親交を深めました。

夏祭りやじゃばら収穫祭などを開き、北山村の持つ魅力を村外に発信し、村に人が来てくれるように活動する北山村青年会に対し、粗大ごみ回収や、地区内の草刈、盆踊りなど、色川で暮らす人々の笑顔のために力を発揮する色川青年会。過疎・高齢化に頭を痛める両地域の青年会ですが、活動方向は違います。

違うからこそ学ぶことが多くあり、「色川でもお茶の収穫祭をやろうよ!」という声があがったり、「北山村も地域の草刈りするか!」といった提案が出ます。鍋を囲んでの交流会は、まじめな話にとどまるわけがなく、両地域対抗の山手線ゲームや腕相撲などで、大いに盛り上がりました。

翌朝、「頭痛いよー」と二日酔い気味の中瀬会長、栗林孝浩副会長に昨夜の感想を聞くと、「集落支援員や田舎で働き隊といった制度や、それに直接かかわっている人に会えてよかった。北山村もぜひ導入を検討したい」とのこと。「ほかにも、田舎でがんばっている青年会とかと協力していったら面白いなー」と今後の抱負を語りました。

次回は北山村での開催を約束し、飛び地のヒーローは、飛び地へと帰って行きました。

北山村

北山村と色川の青年会の交流会参加者