移住者を増やすために、できること

地方移住を考えている都会の人に和歌山の魅力を知ってもらい、移住のきっかけを作る「移住フェア」。和歌山県全域から21市町村が参加して、6月10日東京・有楽町の交通会館12階・イベント会場を貸し切って開催された。

那智勝浦町からは、農林水産課の担当者と色川から千葉智史が参加。自治体のPRタイムへの登壇や座談会での事例紹介と、プログラムに参加させてもらいながら、合間で来場者とのコミュニケーションを図る。対応に追われているうちに一日があっという間に過ぎていった。

色川の15軒面談の話をすると「ハードルが高いので辞退します」と立ち去る人や「自由でワイルドな暮らしがしたい」と話す初老の男性、偏差値教育の失敗を声高に嘆く人など、なぜか出会うのは個性が強すぎる人ばかり…。残念ながら、移住に結びつくような出会いは叶わなかった。

フェア終了後、県の担当者と少しだけ話をした。「なんとか来場者数200人を超えました。ありがとうございました」と言われたが、お礼をもらうような働きは何もできなくて申し訳ないと思いつつ、来場者数がフェアの指標でいいのかな?と気になった。まずは興味を持ってもらう、まずは来てもらうために、地域側も知恵を絞って協力をする。より良いイベントにしていくために肝要なのは、ここにある気がした。