エコプロ出店、3年目の成果やいかに。

エコプロ

 法被よし、産品よし。スタンプラリー用の景品(お米にマグロ缶に円満地公園の絵葉書セット)も持った。忘れ物はないな・・・よし出発!


 12月5日、大都会東京で行われる「エコプロ2018」出店に向けて、棚田を守ろう会(代表松木繁明)のメンバー・千葉智史・貴子、原裕一行は、色川を旅立った。会場となるビックサイトまでは、車で10時間。順調な滑り出しにみえた。が、新宮につかないうちに、トラブルが。「幟(のぼり)がない・・・」。この出店、NPO法人全国棚田ネットワークが、棚田普及を目的に全国の団体に出店を呼びかけ、合同で出店するもの。各団体にはその証とも言える幟が配られ、当日掲げることになっている。「えらいものを忘れてしまった」しかし、戻る時間もなく、そのまま東京へ。


 会場に到着すると、県・町の職員の方はすでに到着済み。なんと、県が作っていた幟を持ってきてくれ、代用することでことなきを得る。ホッと胸をなでおろし、出店準備を整えて前日は解散。


 3日間、10時~17時まで、みっちりと棚田や色川の産品を来る人に売り込む、売り込む。今年は興味を持ってくれる方が多い印象で、話がはずむこともしばしば。とくに、大越映子さんの梅干し、耕人舎のゆず製品が人気で、鹿角への食いつきも良かった。声をかけても興味を示してくれないのがいちばん心に堪えるので、とても良いお客さんに恵まれた。


 今回の目論みは、会員の獲得および色川にきてもらうきっかけ作り。営業努力は実らず会員獲得には至らなかったが、那智勝浦町にきてみたいという方にはたくさん出逢えた。さらに、「両親が新宮なんです」など、故郷が紀南の方もちらほら。「次の里帰りの時には、色川まで行きます!」という方、「去年買って美味しかったから」とお茶を買われた方も。


 非常に大変な出店ではあるが、毎年出ることに意味がありそうだ。ディスプレイなどもこなれてきた。この場をどう生かすか、会全体で煮詰めながら進んでいったらと、体はぐったりだが頭では前向きなことを考えながら3人は帰路に着いた。