「色川は我々が守る」

広い色川地区全体を守る那智勝浦町消防団第6分団(松木繁明分団長)が、3月27日、今年度最後の訓練を行いました。–pagebreak–

東日本大震災の尋常ではない被害の大きさを見ると、消防団や自主防災組織などの各団体も、組織体制や連携方法など課題は山積しています。町中心から離れている色川地区は、津波の心配こそないものの、地震が発生すれば、道路が寸断されることが予想され、町から消防車が到達できない可能性もあります。この日の訓練は、2月に納車されたばかりの小型ポンプ車の取り扱いを中心に行われましたが、皆いつも以上に真剣に取り組み、「色川は我々が守る」という気概が感じられました。

団員35人を束ねる松木分団長は「この地方も、大地震がいつ起こってもおかしくないとされているが、その時がきたら一丸となって地域を守る。そのためにもこの新消防車の能力を理解し、引き出せるようにしなくては」と力強く語りました。
(執筆:とばやん)

色川小学校運動場で行われた消防訓練