8月24日、勝浦地方卸売市場にて、南紀くろしお商工会青年部主催の「なちかつ夏祭り」が開催された。実はこの祭りに、色川チームとして手作りのゲーム「色川イライラ棒」を出店きた。技術者として南平野区在住の酒井泰幸さん、企画・制作が原裕君と著者、そして多くの色川住民の方々にご協力いただきました。
梅雨がまだ続いている頃、商工会の方から「何かやってほしい」と原裕君にお声がかかり、著者も加わって企画することに。せっかくだから夏祭りっぽいことをやりたいと、射的、野外上映会などいくつかアイデアを出したが、決めきれず数日が過ぎる。そして突然ひらめきが。「電柵を使ってイライラ棒を作ろう!」
イライラ棒とは、針金でできたくねくねとしたコースを、金属の棒を手に持って、針金に触れないようにゴールに辿り着くことを目指すゲーム。昔テレビ番組の企画で流行ったゲームだ。棒が針金に触れると、回路がつながり電気が流れるという仕組みで、ゲームオーバーとなる。今回の夏祭りでは、本当に電気が流れるのは危ないということで、針金に触れると色川の住民が「残念!」と言う映像が流れる仕組みにすることになった。
色川で身近にある獣害対策の用の電柵を使い、コースでは棚田や、水車を表現し、クリアすると景品に色川産品。なかなか面白そうではないか?アイデアに満足していたら、気が付けばあと1週間ほどで夏祭りだ。その日から怒涛の勢いで制作し、祭り当日昼過ぎに、なんとか一応の完成にこぎつけた。
当日は設置、お店番に酒井さんと山本園子さん、山中慶太さんが手伝ってくださった。イライラ棒は、手作り感が珍しかったのか、大人から子供までみなさん興味をもってくれ、大盛況。そのためスタッフは、夏祭りで他のお店がどんなことをやっているのか、まったく見に行くことができなかった…。自分なりに研究して何度も挑戦する子や、本気で挑むお父さん方、海外から来ている漁船の乗組員も挑戦してくれ、観客もハラハラドキドキ、みんなで応援して盛り上がった。
このイライラ棒を出店するにあたり、多くの色川住民の方々にご協力いただきました。本当に、ありがとうございました。ぜひ住民の方々にも見てもらえたらと思っているので、今後色川内でちょこちょこと出店していければと思っています。