今年で8回目 小学生がブルーベリー園を訪問

 7月24日、夏休みに入った小学生20人と先生たちが、みなみのフィールズ不動坂に集まった。毎年恒例のブルーベリー摘み取り&ジャムづくり体験である。

 「今日を楽しみにしてきました」と浦勝良さん。今年は日照不足で、ブルーベリーの出来はあまりよくないという。雨が続いたので水っぽく、雨にあたって実が割れて、そこにバチなどがやってくるので、今年はハチも多め。ただ、ハチもブルーベリーを食べにきているだけなので、近づかず、驚かせないようにすれば刺してこないそうだ。

 早速摘み取りにブルーベリー畑へ。黒くで大きい粒を、木の横から、下から探す。慣れている子は、ささっと甘い実を摘んで、あっという間にかごがブルーベリーで一杯に。ハチがブルーベリーを食べているところも、そっとみんなで観察していた。みんなで20分ほどで、約1.4キロのブルーベリーを摘んだ。

 摘み取りが終わると、2組にわかれてブルーベリージャム作り。ブルーベリーをきれいに洗って鍋に入れ、ブルーベリーの重さに対して3~40パーセントの砂糖を計算して入れ、混ぜる。一方の班は「甘い方がいい!」と40パーセント、もう一方は甘さ控えめの30パーセントと、好みが分かれた。そして火にかけ、焦げないように混ぜ、灰汁がでてきたらていねいにすくっていく。

 一方、ジャムづくりまでしばらく休憩の班は、お楽しみのかき氷。浦さん特製のブルーベリーソースほか3種のソースをかけていただいた。

 ていねいに灰汁をすくっているうちに、だんだん煮詰まり、ジャムができあがってきた。最後は瓶詰。こぼさないよう、そしてやけどに注意して、集中して瓶にジャムを入れると、ジャムが完成!自分たちで摘み、手作りしたジャムの味きっと格別だろう。 

 この体験、今年で8回目になるという。浦さんは「みなさんに、色川について知ってほしいという思いがあります。お茶、梅、お米など、色川で作られているものの中に、ブルーベーリーがあるということを知ってほしい。今後みなさんが色川を思い出すときに、「みんなでブルーベリーを摘んでだね、ジャムを作ったね」と思い出してほしい。」とのこと。

 ブルーベリー園は7月16日からオープンしている。梅雨が明け、太陽があたってくるとブルーベリーも甘くなってくるという。大人も子供も、夏の思い出に連れだってみてはいかがだろうか。