2人の新団員の初訓練!

 3月5日、妙法小学校で消防団の活動服を身にまとう12人が集結した。第6分団の訓練日である。号令がかけられると、整列や敬礼などビシッと動きが揃う。この日は筆者の初訓練だ。

 活動が始まると二手に分かれ、新団員の2人は先輩団員から指導を受けた。整列の仕方や回れ右等の動きの確認、放水用のホースの持ち方…と、一つ一つの動きに決まりがあり覚えるのが大変ではあるが、確かに非常時の行動指針となって、冷静に行動ができそうだ。最後は放水用ポンプの動作確認を兼ねて放水を行った。放水の量が増えるにつれ、ホースの先を2人がかりで持ってやっと安定する。消火活動の大変さを実感した。

 その間、ほかの団員は、南平野区の酒井泰幸さんの家に消火栓を設置する作業を行っていた。これは、農作業用水として利用するためのタンクを、消防活動に使える消火栓としても活用してもらいたいという酒井さんのご厚意によるもの。団員たちは、パイプを地面に埋めるための穴をせっせと掘り進めていた。小阪区の屯所にある消防車の点検のため、そのタンクの水を利用してこちらでも放水を行った。

訓練は無事終了し解散。しかし、その1時間後に太田地区で火災発生。3日後にもまた太田地区で火災が発生した。どこか不穏な雰囲気の流れる消防団デビューである。