松茸狩りにチャレンジ!

落ち葉を踏みしめながらふと足元に目をやると、かわいらしい薄紫の花が、林道の奥へ奥へと誘うように咲いています。竜胆の花が咲くころは、松茸の旬を示すといいます。–pagebreak–

我々「ほっと色川探検隊」は期待に胸を膨らませ、村の古老たちが言う「昔はようけ採れた!」というポイントにチャレンジしました!

台風の影響で、山中の林道も倒木があちこちにあり、思うように歩けませんが、人一倍大きめの袋を手に“行き”のスピードはそんな障害をものともしません。

歩くこと40分、ポイントに到着すると、目を皿のようにしてひたすら探しますが…。「マツタケくーん!どこだー」と呼びかけてみたものの、その叫びは虚しく山中にこだまするだけでした。

「ちょっと休憩しよう」と腰をかけて談笑していると、「あっ!」とザッキーが声を上げ、人差し指で地面をつついています。集まってきたメンバーの視線の先には松茸の頭らしきものが見えました。丁寧に掘り出して見ると、小指ほどのかわいらしい松茸!

歓声を背に受け、勝ち誇ったザッキーのドヤ顔に若干の怒りを覚え「その辺、においすると思った」などと負け惜しみを言うメンバーも。

“現物”を見てしまうと休憩どころではなく、みんな地面を這いずって松茸を探します。その後も、ポイントをいくつか回りましたが、重さを増したのは袋ではなく足でした。行きは元気に下った山道を今度は登って帰らなければなりません。「国産松茸が高いのは当然だな」と、味ではなく、足で感じた一同でした。
(執筆:とばやん)

松茸の旬を示すという竜胆の花

唯一見つけた松茸