地域から学ぶ成果を発表

町立色川中学校(汐崎利勝校長)の講堂に、12月16日、大勢の色川住民が集まった。今年度の学習発表会だ。–pagebreak–

プログラムは、地域について学んだことの発表、英語劇、音楽発表の3部構成。

最初の発表は1年生の「地域を知る」で、色川の産品、農業、自然、伝説、そしてアメダス観測計について調べた内容が発表された。続いて2年生の「職場体験から」では、熊野黒潮本舗の塩工場、円満地公園オートキャンプ場、農家での職場体験の様子を発表。そして3年生の「大野学(地域調べ)」は、色川の歴史や自然、伝説などを深く掘り下げ、さすがは3年生という発表内容であった。

休憩を挟んで行われた英語劇「虎之助伝」は全学年が参加。日本の時代物を英語の台詞で行うというミスマッチが面白い。長い台詞も多く、覚えるだけでも大変だと思われるが、素晴らしい熱演であった。

最後の音楽発表は、全学年による合奏「粉雪」と合唱「マイバラード」。演奏も歌もよく練習の成果が表れていた。そして、締めくくりは色川の住民で構成されている「公民館色川合唱教室」によるコーラスで、「サリマライズ」「君のふるさとは」の2曲を発表した。

住民にとって、地域の宝である子どもたちの成長ぶりがうかがえるよい機会となった。(えい)

地域住民も多く訪れた