ボランティアが棚田の草取り

棚田を守ろう会(原和男代表)が無農薬で米作りを行っている小阪区の棚田で、草取り体験のイベントが6月24日に開かれた。–pagebreak–

小雨の降る中、スタッフと参加者の12人が稲の株間の草を手で取り除いた。

このイベントにあわせて、東京のNPO法人「JUON(樹恩)NETWORK」が2泊3日の棚田作業ボランティアツアーを企画し、東京、大阪などから6人の若者が参加。22日、23日は草取りや草刈りの作業、色川地区の見学などを行った。

「無農薬栽培による米作りでは、この草取りが欠かせないが、細かい田んぼが連なる棚田では手作業で行うため、人手が必要な大変な作業。ボランティアが来てくれてとてもありがたい」と同会のスタッフは話す。

24日は、午前中までで84枚(約40アール)すべての田の草取りが終了。昼食には、郷土料理の「おまぜ」やサンマの丸干し、みそ汁などが振る舞われ、参加者とスタッフが交流した。

棚田では、9月中旬に稲刈り体験イベントを予定しており、それにあわせて2泊3日のボランティアツアーも企画、参加者を募っている。(たき)