雨上がりの盆踊り大会

色川地区の夏祭り「色川盆踊り大会」が、8月15日に円満地公園オートキャンプ場で開催された。主催は「色川盆踊り保存会」(松村光隆会長)。–pagebreak–

この盆踊りは、毎年8月14日に行われるが、今年は雨天のため翌15日に延期。15日も午前中は雨が降り続き、開催が危ぶまれたが、午後から次第に天気が回復し、会場設営も滞りなく進んだ。

午後6時、盆踊りに先駆けて夜店が開店。今年は、色川青年会による焼きそば、かき氷、フライドポテト、生ビール、金魚すくいなどのほか、「あぐり工房いろかわ」「色川新聞舗」、住民有志が出店し、めはり寿司、おでん、ココナツミルクぜんざい、綿菓子、景品付きゲームなどの屋台が並んだ。

午後7時にいよいよ盆踊りがスタート。色川盆踊りの特徴は、「音頭取り」と呼ばれる人たちが唄う地唄と、「一つ拍子」「二つ拍子」「三つ拍子」という拍子の異なる3つの踊り。

音頭取りの合図で踊りの輪ができ、地唄にあわせて住民たちが片手に持ったうちわをくるくる回しながら踊る。数百年の歴史あるこの踊りは、地元住民はもちろん、今や人口の3分の1以上を占めるIターン者にとっても、大切な文化となっている。

昔は色川の各集落で盆踊りが行われ、朝まで踊り続けたといわれるが、現在は2時間ほどで終了。短い時間ではあるが、各集落から集まった住民や、里帰りした人たち、オートキャンプ場の宿泊客、色川近隣住民などたくさんの人で会場は熱気にあふれ、皆、年に一度の踊りの夕べを楽しんでいた。(たき)

住民手作りのさまざまな屋台も楽しみの一つ


 

子どもたちに大人気の金魚すくい