2年ぶりの籠の運動会

籠の運動会

第35回「つれもて、いこらへ、かごの運動会」が10月14日に元籠小学校運動場で開催された。

主催は色川西部地区・那智勝浦町公民館籠分館で、西部地区の住民が中心となって実施している。昨年は台風12号災害の影響で中止になり、2年ぶりの開催となったが、色川地区内外から約300人が来場し、スポーツの秋を楽しんだ。

午前の部では、小中学生の徒競走や、昔懐かしの竹馬と輪回しのリレー、ゲートボール、三角綱引き、ビン釣り、色川盆踊りなど11種目、午後の部では、わらで縄をなう縄ない競争や、幼児の玉入れ、小学生のみかぐら、中学生のよさこいソーラン、全員参加の四色リレーなど8種目が行われた。

籠の運動会では、競技の内容が子どもからお年寄りまで楽しめるようなものに工夫されている。また、どの競技も出場者には食品や日用品などの景品がもらえるとあって、皆がこぞって参加する。

竹馬と輪回しのリレーや縄ない競争では、若者よりも高齢者のほうが巧みなプレーを見せたり、伝統の色川盆踊りでは、お年寄りの踊り方をまねて踊る若者らの姿が見られた。

小学生のみかぐらと中学生のよさこいソーランでは、懸命に踊る子どもたちの姿に大人たちは見入っていた。

最後の競技の四色リレーは老若男女200人がトラックを1周ずつ走るリレー。子どもも若者もお年寄りもそれぞれのペースで精一杯走ってバトンをつなぎ、山上の運動場に応援の歓声が響いた。

籠の運動会のもう一つの楽しみが最後の福引きだ。来場者は最初に受付で番号札をもらい、その番号の中から抽選でさまざまな賞品が当たる。今年は35回記念ということで、テレビやカーペットなどの豪華賞品が用意され、当選番号が呼ばれるたび、喜びと落胆の声が上がった。

抽選会が終わると、来場者はたくさんの景品をお土産に持ち、また来年の開催を楽しみにしながら運動場をあとにした。

籠の運動会

竹馬から輪回しへつなぐリレー

籠の運動会

三方向から綱を引き合う三角綱引き

籠の運動会

竹につるした釘をビンに入れるのが難しいビン釣り

籠の運動会

お年寄りの技が光る縄ない競争

籠の運動会

小学生のみかぐら

籠の運動会

中学生のよさこいソーラン