〜みなみ野フィールズ 不動坂  浦 勝良さん〜

四季折々の自然体験が楽しめる 癒やしの場所

みなみ野フィールズ 不動坂  浦 勝良さん

農家民泊を始めたきっかけは?

町役場の色川出張所に勤務していたとき、役場を退職しても色川にいたいと思っていましたが、色川にあった実家は他人の手に渡ってしまっていました。知人を通じて、この家を紹介され、ここから美しい山並みや熊野灘を一望できる景色を一目見て大変気に入りました。「この景色をひとり占めするのはもったいない、都会の人たちがここで過ごしたら癒やされるのでは」と思いました。

ちょうど和歌山県が農家民泊認定制度を立ち上げ、農村での体験型観光に力を入れ始めたので、自分もすぐに申請し、平成19年7月に「不動坂」をオープンしました。

「不動坂」という名前は、この場所の小字名からとりました。裏の山に妙法山へ続く古道があり、その途中にお不動さんがまつられているんです。

「色川に人をひきつけるものを作りたい!」

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体験の目玉は?

ブルーベリーの摘み取りジャム作りができます。4年ほど前からブルーベリーを植え始め、現在240本の木があります。

色川は山深いところで、特に何かひきつけるものがあるわけではないんですね。同じ町民でも色川へ行ったことがないという人が多いんです。色川に行ってみようと思わせるものが必要だと考え、ブルーベリーの摘み取り園を始めました。摘み取り体験は、7月中旬から8月の盆過ぎごろまでやっています。

そのほかにも、熊野古道散策や山菜採り、茶摘み、昆虫採集など四季折々の自然体験が楽しめます。

ゴールデンウィークや夏休みに利用するお客さんが多いんですが、季節の草花や紅葉を楽しめるよう、ササユリ、キイジョウロウホトトギス、モミジなども植えています。ちょっと立ち寄ってくつろげるような喫茶も時期限定でできたらなと考えています。

農家民泊にもいろいろなやり方がありますが、「不動坂」ではお客さんに施設を自由に使ってもらい、のんびり過ごしてもらっています。ここからの景色を見て「すごい!」という第一声や、最後に「ゆっくりさせてもらった、ありがとう」という言葉を聞いたとき、本当にうれしいですね。

詳細は「みなみ野フィールズ不動坂」のHPよりご確認ください。
http://www.zd.ztv.ne.jp/ura1008/fudouzaka/index.html