色川について

新規定住者受入の先進地

和歌山県那智勝浦町色川地区は、日本一落差の長い滝「那智の滝」の西側に位置する自然に恵まれた集落です。現在、色川地域は9集落ありますが、全人口は189世帯327人、うち新規定住者は74世帯、164人(平成30年4月現在)が生活しています。人口の約5割が新規定住者という全国でもめずらしい地域です。

色川は陸の孤島(?)

色川地域のある那智勝浦町までは高速道路もなく、単線の特急列車で大阪や名古屋から4時間近くかかる(色川まではさらに車で山道を40分)、まさに陸の孤島と呼ぶにふさわしい地域です。
かつては木材産業で栄えた新宮市も昔の面影はなく、那智の滝や温泉などの観光資源が豊富な那智勝浦町も熊野古道の世界遺産登録を生かせず、人口減と高齢化の傾向を食い止められないでいます。