「移住者を受け入れ半世紀、地域の未来を築く仲間探し」
〜地域の概要〜
色川地区は那智勝浦町の中山間地に位置し、9つの集落からなる山村です。現在は約300人が暮らしており、そのうち移住者が約6割という移住者受け入れの先進地です。
1977年から移住者の受け入れを行ってきており、多くの住民が汗をかき、「地域らしさ」をいかに次の世代に繋いでいけるかを模索し続けてきました。
色川地区では2009年から地域おこし協力隊を導入してきました。移住者が増えていく中で、地域の「これまで」にしっかりと目を向けていくことが必要だと考え、協力隊を活用し聞き取りや記録・保存の活動をしてもらおうとしたのが導入経緯の一つです。
過去8名の隊員のうち4名がそのまま定住し、地域の担い手としてそれぞれの暮らしを営んでいます。田舎暮らし、地方移住を考える人にとっても、地域おこし協力隊という選択肢は後々の財産になっており、地域への入り方としてもおすすめしています。
〜協力隊の活動趣旨〜
色川地区での地域おこし協力隊活動は、地域に寄り添いながら活動を展開していることが特徴だと言えます。
特に最初の1年は、地域の「これまで」(歴史、背景、人間関係、人々の想いなど)にしっかりと目を向ける活動に従事することに重点を置き、地域の「これまで」をしっかりと吸収する期間としています。過去の協力隊は2年目3年目も同様にじっくりと地域に寄り添いながら活動を展開してきました。
これからは地域が協力隊に求める活動も、地域が少しずつ変化することに合わせて、その内容が変わっていく過渡期を迎えようとしています。
基本的な活動趣旨はこれまでと大きく変わりませんが、しっかりとした1年目の活動を経た上で、フリーミッション(活動提案)型の協力隊活動も可能です。地域との思いの齟齬がなく、協力隊自身のやりがいにもつながるような活動になればと思っています。
1年目の具体的な活動の内容は、過去の協力隊の経験をもとに、情報発信、行事の記録、移住・交流の促進、地域課題の整理など、地域住民と協働しながら「地域を知る」ことを軸に活動に従事していただきます。
2年目以降は協力隊自身の思いを活動に乗せながら、地域の様々な課題(空き家、農地、福祉、定住促進、情報発信など多岐にわたる)に地域住民と協働し、少しでも課題解決へ向かう取り組みを提案していただければと思います。
あるいは、1年目の「地域を知る」という活動を2年目3年目と継続的に深めて行くことも大事なことだと考えており、じっくり地域に寄り添う協力隊の必要性も感じています。
募集要項
雇用関係の有無 :なし
業務概要 :
- 色川地域の情報収集・発信・広報活動
- 色川地域の歴史文化・生活技術・行事・風習・地名などの記録、写真の収集・保存
- 移住・交流、体験観光の推進
- 地域の課題の整理、対策の検討と実施(空き家対策など)
- 色川地域の各種団体・活動の支援、連携促進 など
募集対象 :
- 地域振興に関心を持つ若者で、協調性を有し、田舎の暮らしに適応できること
- 都市地域に在住しており、採用後に色川地区に住民票を異動し、居住できること
- 普通自動車運転免許を取得している事(活動の為の車が必要です。自家用車使用の可否をお知らせください。)
- パソコン(ワード・エクセル等)を使用できること
募集人数: 1名
勤務地 :那智勝浦町色川地区
勤務時間 :週38時間45分程度の勤務(目安)
雇用形態・期間 :那智勝浦町色川地区の地域おこし協力隊として委託
(町との直接の雇用関係はありません)
期間については、採用日から最大で3年間まで更新
申込受付期間 :随時
審査方法 :履歴書と志望動機を書いてお送りください(書式は自由です)。
書類審査の上、面接(地域面接並びに役場面接)を行います。書類審査の結果の通知時に面接日をご連絡します。
・提出先
〒649-5392 (住所記入不要)那智勝浦町役場 観光企画課 宛
