わかやま田舎暮らし現地体験を開催

現地体験会

6月20日、21日に「わかやま田舎暮らし現地体験会ツアー」が色川地区で開催された。このイベントは和歌山県が主催しており、「行ってみないと始まらない。体験しないと分からない」をテーマに、県内の移住推進地域にて今年度随時開催される。参加者は13名あり、京阪神からがほとんどで、神奈川県からの参加者も1名いた。

今回のツアーでは、田舎暮らしの「ありのまま」を伝え、移住へ向けた一歩を踏み出す手助けとなるよう企画を行った。ツアーの内容は、「先輩移住者のお話」「梅ジャム・梅ジュース作り体験」「BBQ交流会」「ナイトツアー」「棚田の草取り体験」というプログラムで行われた。

「先輩移住者のお話」では、南平野区の津崎ふきさん宅を訪問した。津崎さんの案内のもと、田んぼや畑、鶏小屋など見て回り、セルフリフォームしたという母屋の土間で自家製黒糖梅ジュースを飲みながら「色川の暮らし」について話をした。参加者は自給自足の農的な暮らしに興味津々で、子育てのこと、リフォームのことなど様々な質問があった。

また2日目に行われた「棚田の草取り体験」では、小阪区で棚田保全活動を行っている「棚田を守ろう会」(松木繁明会長)の草取りイベントに参加した。田植えや稲刈りと比べると地味な作業ではあるが、農業や農的暮らしを考える上では田舎暮らしの「ありのまま」を伝える体験となった。参加者は「田舎暮らしには体力が必要」と作業の大変さを実感している様子であった。

2泊3日の行程で伝えられたことはほんの少しではあったが、参加者のアンケートに「田舎暮らしには『覚悟』が必要と実感した」「具体的なイメージができた」とあり、移住へ向けたきっかけになったのではないだろうか。

現地体験会