みなさん、口色川区が「にほんの里１００選」に選ばれているのをご存知だろうか？２００８年に朝日新聞社が主催して「人の営みが育んだすこやかで美しい里」を全国から１００カ所選出。集落とその周辺の田畑や草地、海辺や水辺、里山などの自然からなる地域を対象として候補地を募集したところ、４千件を超える応募があった。そんな数多くの候補地の中から見事、１００選の一つに口色川区が選ばれた。
そして今年４月に株式会社朝日旅行主催で、にほんの里１００選を巡るツアーが組まれ、口色川区もその一コースとなった。東京駅発の２泊３日のツアーで、初めの２日間は奈良県十津川村を観光。最終日の午前中に、新宅伸一口色川区長の案内のもと、集落を１時間ほど歩いて回った。
ツアーは２回の日程に分かれており、１回目の15日の参加客は11名、２回目の23日は13名で、大半が関東からの参加だったが、その他には名古屋や、遠方では北海道から来た人も。参加客からは「日本にまだこんな風景があったことに驚き。自分が子どもの時を思い出した」と懐かしむ様子が見受けられた。
集落巡りの後は色川よろずやを訪れ、レジにはお土産に色川産品を手にする参加客たちの長蛇の列ができていた。
「農業体験や茶摘み体験をしにまた訪れたい。そのときは民泊を利用して色川に宿泊したい」とうれしい声もあった。口色川の美しさももちろんだが、色川９つの集落すべてにそれぞれの美しさ、魅力がある。再訪された際には、そんなたくさんの表情を見せる色川の魅力の深さを伝えたいものだ。
