桜の花が見頃を迎える3月下旬から4月上旬、東部の南平野区と西部地区でお花見が開かれ、各地区の住民が集った。
南平野のお花見は3月31日、生活改善センターで開催された。桜の枝を飾った屋内で弁当を食べるのが南平野スタイル。地下(じげ)総代の奥江源三さんとお花見担当の久野秀明さんが、朝から立派な桜を飾りつける。女性陣は前日から下ごしらえを始め、当日も朝から揚げ物や押し抜き、のり巻きなどを作って、彩り豊かな弁当が完成。
お花見は午前11時に開始。途中、小学校に入学する子ども2人にプレゼントが渡されるなどアットホームな雰囲気。ご飯を食べ終えた頃にカラオケが始まり、住民の美声が響きわたった。
そしていつの間にか締めの言葉の時間に。久野さんは「平成最後のお花見ですね。来年は東京オリンピック。その2年後は冬季オリンピック。みんなでまた羽生選手を応援しませんか?」と、なぜかスケートの話が続きそう。そこで源三さんが「お花見は区の大きな行事。こ れも婦人会の方々の力が大きい。男性も協力して地下を盛り上げていきましょう」と締めくくった。
翌週4月6日、西部地区のお花見が籠のグラウンドで開催された。昼前から料理の準備が始まり、桜の木の下に机が並べられると、午後4時にお花見がスタート。桜が見頃で、3月に植樹した桜の木にもぽつぽつ花が咲く。「平成が終わり、元号が令和になるが、これからも平和でこんなふうに花見が続けられるることを願います」と久保元勇さん。
お腹が満たされてきた頃、参加者ほぼ全員が当たるビンゴゲームが開かれた。なんと区長の鳥羽山誠一さんだけ当たらないというハプニングがありつつも、日が暮れるとともに、無事お花見が終わった。
色川の東と西、離れたところで開催されたが、どちらもこれからの抱負や願いが語られた、平成最後のお花見であった。