わかやま田舎暮らしフェア in 大阪

「わかやま田舎暮らしフェア in 大阪」が、6月20日に大阪・梅田の阪急グランドビルで開催され、色川地区も参加してきました。
–pagebreak–
和歌山県の市町や民間団体など14団体が「田舎暮らし相談コーナー」にブースを出展し、個別相談に応じていました。色川もブースの一角をお借りして案内しました。

先輩Iターン者の体験談が聞ける「田舎暮らしセミナー」も開催され、大勢の方が体験談に聞き入っていました。色川からは色川地域振興推進委員会の竹内秀豪・新規定住促進班長が、色川での厳しい現実を交えた体験談を話しました。

その率直な話を聞いてから、色川に興味を持たれた方がブースへ相談に来られましたが、女性ばかり(竹内班長の面目躍如といったところでしょうか?)。しかも女性1人で田舎暮らしを目指している方や、一人親家庭の女性が子どもを連れて田舎暮らしを目指しているという方で、驚きました。

最近の色川でも女性が元気で、特に若手は女性優位のような雰囲気を感じます。

色川は山奥の里なので、スーパーへ買い物に行くには車で片道30分かかりますし、水道がないので、家より高い山の中の川までホースを引っ張り、落差を利用して水を引いてきています。そのため、大雨になれば飲料水は濁りますし、増水した川の水圧でホースがよく飛ばされたりしますので、その度に上流まで行ってホースを直したり、水タンクの詰まったゴミを取り除いたりする作業が必要になります。

女性が1人で田舎暮らしをしたいというお話を聞きながら、色川での厳しい生活を考えると、定住をお勧めするのもなかなか難しいと感じました。

ご相談は10人位でしたが、色川のような山奥の過疎集落に興味を持たれる方がいることは、農山村復興を目指す者として心強く思います。色川のブースに来てくださった皆さん、どうもありがとうございました。

色川のブースで案内する竹内班長