熊野古道ウォークで茶がゆを振る舞う

熊野古道の「大雲取越」を歩く「究極の熊野古道大雲取越えウォーク」が、那智勝浦町観光協会の主催により、10月10日に行われ、町内外から約40人が参加しました。
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大雲取越は、熊野古道・中辺路の中で、最も難所といわれ、上り下りが大変な峠を数カ所越えるコース。かなりの健脚が必要とされますが、すばらしい見晴らしが楽しめる船見峠や、33体の地蔵がまつられている地蔵堂、大石に神々が座って談笑したといわれる円座石(わろうだいし)など、見所もたくさんあります。

午前8時に那智山バス停を出発した一行は、熊野那智大社、那智高原、船見峠を通り、地蔵茶屋で昼食休憩。地蔵茶屋では、口色川区の婦人会・みどりの会と南紀くろしお商工会が連携して昼食を用意し、茶がゆ、目はり寿司、サンマ、芋づるの煮物、漬物などを振る舞いました。参加者は「おいしい」と茶がゆをお代わりし、中には「去年も参加して、昼食を楽しみにしていた」という人や、「茶がゆを何年かぶりに食べてなつかしかった」という人も。

休憩後、参加者は越前峠、胴切坂、円座石などを通って、ゴールの熊野川町小口まで、約8時間かけて歩きました。
(執筆;たき)

口色川みどりの会と南紀くろしお商工会が連携して昼食を用意しました