小阪の棚田で田植え&棚田結婚式

棚田ウェディング

5月17日、この日を待っていた!と言わんばかりの晴天。棚田を守ろう会(松木繁明代表)主催のイベント「田植え体験」が小阪区で行われた。事務局を担う吉田創さんの号令とともにイベントがスタート。参加者は40人を超え、スタッフを含め総勢60人ほどで苗取りと田植えを行った。

棚田ウェディング

今回はイベントの中にサプライズパーティーが用意された。年4回の棚田の体験イベントに毎回必ず足を運び、棚田にオーナー田も所有する参加者のカップルが、今年2月に結婚したということで、日頃の感謝の気持ちを込めて「棚田ウェディング」を企画。本人たちには秘密で2カ月前から準備を進めた。口色川区の木村誠志さん扮する牧師による誓いの言葉や、大野区の原裕さんが作成した鹿角ネックレスの交換など、本物の結婚式に引けを取らない内容だ。新郎新婦をはじめ参加者やスタッフをも驚かせたのは、小阪区の朝倉敦子さん手作りの棚田型ウェディングケーキ!2日を費やした大作は、見た目だけでなく味も格別だった。棚田ウェディングを発案した小阪区の橋爪弘行農場長は棚田にかけたお祝いの言葉を贈り、会場の笑いを誘った。

棚田を守ろう会は今年で設立10周年を迎える。先人たちが守ってきた農地を住民が一体となって再び蘇らせて10年。今ではイベントを通して、住民はもちろんのこと日本全国たくさんの人の想いが詰まった場所となった。「地」だけでなく、ここに込められた想いも共に、次の世代に紡いでいきたいものだ。

棚田を守ろう会