田舎暮らしワーキングホリデーを開催しました。

色川大野

11月20日(金)〜23日(月)に第4回田舎暮らしワーキングホリデーを行いました。田舎暮らしワーキングホリデーは、農業や田舎暮らしに関心のある人と地域の農家や受入れ団体を結びつけ、移住・交流の促進を図ることが目的です。 色川では、8月〜10月に第1回〜3回が行われ、20代〜60代の計5名が参加し、3泊4日で棚田や里山、茶畑などでの農作業を体験しました。 第4回の参加者は5名で、4名は関東から、1名は和歌山市から来られました。参加者の一人、アサイさんが報告を寄せてくれました。

ふるさと塾

宿泊は、小学校の旧校舎を利用した「籠ふるさと塾」という町立の短期滞在施設です。町営バスの終点「籠」の近くにあります。紀伊勝浦駅からの町営バスは、1日3本だけなので時間に注意が必要です。

ふるさと塾

食事は色川地域の野菜や卵、米等をいただいて、施設内の調理場でご飯を作りました。

 

作業

作業は実質21日と22日に行いました。21日は、2班に分かれて、農作業をしました。1班は主にブルーベリーの除草作業、もう1班は鶏の卵集め、ブルーベリーのピートモス等を盛る作業・マルチ等をしました。その他、作業の合間に色川地域のことや田舎暮らしについての話を聞きました。

作業

22日は、全員で「色川よろず屋」という色川の産品直売所の横の作業場でシキミの調整作業をしました。シキミの調整は汚い葉とか下葉を取り除いていったのですが、どの葉を取り除くか難しかったです。慣れた方は束ねた状態を考えながら葉を取り除いていくようで、あっという間に仕上げていました。束ねる作業もしました。その後、山仕事の話とか聞きました。また、昔の色川の写真も見せていただき、昔はかなり山の上の方まで棚田があったことが意外でした。 22日の夜は、色川地域振興推進委員会の方々や色川の集落支援員、農林水産省の「田舎で働き隊」の方々とともに交流会を行い、貴重な体験談や農山村振興への熱い思いを聞きました。 以上、アサイさんの体験報告でした。 そのほかの参加者からは次のような感想が寄せられました。

「都会育ちの自分にとって初体験であった田舎暮らしはいろいろな面で刺激的であったと思う。今後も色川にどういう形かは現時点ではわからないがかかわっていけたらと思う」(20代男性)

「Iターンの経験者の生活、考え方を見る・聞く機会に出会えたこと感謝します」(60代男性)

「ワーキングホリデーの実行委員を若いIターン者にしてみては? Iターン希望者と近い世代同士の交流や発想の中から互いのリアルが知れるし、都会とのシナジーも生まれる。ターゲットと同世代だからこそ、ニーズが手に取るようにわかることもあるのでは」(30代女性)

「とにかく明るくて元気な方が多いのでびっくりしました。匠の技がすばらしいと思いました」(30代男性)

参加してくださった皆さん、本当にありがとうございました。