棚田を守ろう会、「棚田で泥ん子」講座開催

 5月19日、ときおり雨が降りしきる中「棚田で泥ん子」講座、第二回目を実施しました。第一回目は苗代に種モミをまき、小阪のおばさん達の案内で山菜取りを体験。今回は家族であぜ塗を体験していただきました。「棚田で泥ん子」企画は小さなお子さんも含めて家族ぐるみで、種もみまきから草取り、秋の稲刈り・精米までを体験していただこうというものです。田植や稲刈り体験をする企画はあちこちで実施されていますが、10回にわたって米作りを丸ごと体験してもらおうという企画はないように思います。お子さんにとっても主食であるお米ができる過程を最後まで体験できる機会は貴重だと思うし、家族で力を合わせて作業する楽しさを味わってもらえればと思います。なによりも、泥だらけになってもいいから、外で走り回って元気に育ってほしいという思いを持つ親御さんにむけ提案した企画です。今回の参加者は町役場職員で4家族16名、9歳児から2歳まで平均5歳。クワやカマを使っての作業となるとやや難しい面もあるのですが、スコップを使ってあぜ塗りに挑戦してもらいました。やや寒い中、田の中でスタッフと泥を投げ合い元気にはしゃぎ回っていました。終わったあと、棚田にあるドラム缶風呂も体験。なお今回の講座はNHKの新宮支局の記者さんが熱心に取材してくれ、すでに放映されました。