色川神社の例大祭

「昨日はおおきによぉ」「今日は涼しくてええねぇ」
そんなやり取りが聞こえ始め、普段ひっそりと静かな神社に大野区の住民が集まってきます。穏やかな木漏れ日が境内に差し込み、秋の気配を感じさせる9月15日、色川神社の例大祭が執り行われました。
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神事では玄米、白米、酒、餅、魚、乾物、果物、塩水などが献納され、宮司による祝詞、大野区長からの「御祭文」(色川の神様への感謝の言葉)、関係者の玉串の奉納などがありました。参列者は最後にお神酒をいただき、その後、恒例の餅まきとなりました。

前日、住民が餅つきをして1000個以上の餅を準備。餅を拾うためのお手製前掛け(袋とエプロン一体型)装着で気合充分の姿も。「拾う時には上を向かずに下だけ見てないとようけ拾えん!」という技も密かに伝授され、いざ餅まき。これでもかー!というくらいにたくさんの餅が宙を飛びました。帰り道、皆の手にはずしりと重い袋がさがっていました。

夏の高温、例年よりも多い作物への獣害と、厳しい年ではありましたが、少しでも収穫できたことに感謝したいと思います。
(執筆:おしの)

例大祭が行われた色川神社