米作りの感謝集会

今年、色川の棚田で米作りに取り組んだ町立色川小学校(大江清博校長)の5・6年生が、米作りに協力してくれた住民を招き、感謝集会を11月4日に開きました。
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米作りは、学校と地域が共に連携・協力し合い、子どもたちがさまざまな体験活動を通してすくすくと育ってほしいと願って創設された「共育コミュニティ」の活動の一環で行われ、「地域コーディネーター」の白水節二さんが、子どもたちに米作りを指導。4月から、苗作り、田植え、稲刈りなど、一連の作業が行われ、住民もボランティアで手伝いました。

感謝集会では、収穫した新米を使った給食を、5・6年生の児童6人と先生、住民6人が一緒にいただきました。その後、子どもたちが経験したことをもとに米作りの過程を描いた紙芝居を披露し、また、米作りに関係するクイズをして楽しみました。

次に、児童1人1人が米作りを通して思ったことを発表。「最初は面倒と思ったし、米作りは大変なことが多かったけれど、協力してくれた方々が丁寧に教えてくれたので、熱心に取り組んだ。いつも以上にごはんがおいしいと感じるようになったし、農家の人の苦労やお米の大切さが身をもってわかり、すべての食べ物に感謝していただくことを学んだ」「作業は大変だったけれど、みんなで協力して作業することは楽しかった」「今回の経験を生かして、来年は家族みんなで米作りをしたい」といった感想を述べました。

それに対し、白水さんは「期待どおりの感想が聞けてうれしい。食べ物は作って食べるということ、また、作られたものをいただいているということを忘れないでほしい」、参加した住民も「みんなのパワーで一層おいしいお米ができたと思う」「動物を飼い、米や野菜を作る百姓の面白さを感じてもらえたら」などと応じました。

大江校長は「色川というすばらしい地域に根差して子どもたちが成長していく授業をこれからも計画していきたい」と話しています。
(執筆:たき)

新米の混ぜご飯の給食を一緒に食べる児童と住民

米作りの過程を紙芝居で発表