お年寄りの年忘れお楽しみ会

色川地区内の「介護の自給」を目指して、住民有志が高齢者福祉の活動に取り組む「色川ゲタバキの会」(城房子会長)が、「年忘れお楽しみ会」を12月10日に籠ふるさと塾で開催し、お年寄りを中心に約30人が集まりました。
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まず同会メンバーが仮装をして入場。会場が大いに盛り上がったところで、「ふるさと」「青い山脈」などの懐メロを、体を動かしながら全員で歌いました。

その後、那智勝浦町消防本部の協力を得て、森村勝久副署長が緊急時の連絡方法について説明。そして、会メンバーによる寸劇で、近くのお年寄りが急に倒れた場合の連絡方法を分かりやすく紹介し、緊急時に備えたカードを配布して事前に記入しておくことを促しました。このカードは、自分の住所や年齢、かかりつけの病院などの情報をまとめたもので、緊急時でもあわてずに消防本部に伝えられるよう、電話のそばや目につきやすいところに掛けられるようになっています。

昼食には、お寿司、おでん、デザートなど、同会が準備した料理が振る舞われ、最後に恒例の「飴ほり」を楽しみました。

参加者の中には、年に一度のこの機会に、久しぶりに他区の友人に会う人もいるそう。「とにかく面白かった。ゲタバキの会メンバーは楽しませるのが上手。ごちそうもたくさん準備してくれてよかったよ」などの感想も聞かれ、「楽しい時間をプレゼントしたい」という同会の思いは、今年も十分伝わったようです。
(執筆:モコ)

緊急時の連絡方法を寸劇で紹介