サル捕獲用の檻を設置

口色川区内の山際の休耕田に現れた大きな檻。田畑や果樹を荒らすサルを捕獲するためのものです。口色川で農業を営む住民らを中心に約20人が、7月25日に設置しました。
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色川では連日、サルの目撃情報が通報され、色川鳥獣害対策協議会のメンバーが銃による追い払い活動に取り組んでいます。しかし、野菜などへの被害が跡を絶たず、特にこれからの季節は稲穂への被害が懸念されます。

サル檻は、サルの捕獲に加えて、メスザルが捕獲されれば、発信機を付けて放し、サルの群れの行動を監視していくことが狙いです。群れの動きが監視できれば、農作物に近づく前に追い払い、被害を未然に防ぐことが可能となります。

檻の大きさは6メートル×12メートル、高さ3メートル。資材は、中山間地域等直接支払制度の交付金を活用して用意しました。作業は、強い日差しを避けて早朝から始めたものの、午前中で終わらず、午後3時に再開。それでも炎天下で過酷な作業となりましたが、20~70代の住民が協力して、檻をほぼ完成させました。
(執筆:たき)

炎天下、サル檻を設置する住民たち