駆除害獣の供養祭

獣害対策や狩猟活動により捕獲、駆除された野生動物の供養祭が円満地公園付近の解体小屋前にて開かれた。色川鳥獣害対策協議会(外山哲也会長)主催による供養祭が始まって3年目となる今回も、太地町の東明寺の住職によりにより執り行われ、15名ほどの住民が参列した。

供養塔の前で住職が般若心経を唱える中、参列者が線香を供える。その横には、さつもいも、お米、みかんなど彼らの好きそうなものが並んでいる。一通り終えると、それを背にして、参列者に住職からありがたい言葉がかけられる。「感謝と申し訳ないの気持ちを込めて動物と対峙すること」。参列者はそれぞれにそれぞれの思いでその言葉を受け止める。

今年から新しく会長となった外山哲也さんは「獸害対策を行ううえで、駆除も致し方無い。奪った命はできるだけ有効に利用するよう、心がけなければ」と話した。