満開の八重桜を楽しむ

那智勝浦町立籠ふるさと塾の八重桜が満開を迎え、17日に夜桜を楽しむ花見会が行われました。

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この催しは、同塾の利用促進と地域の活性化に取り組むため、色川の西部地区の住民らで組織された「かご会」(後呂光会長)が企画。今年も、近隣の住民を中心に子どもからお年寄りまで30人以上が集まり、ライトアップされた八重桜を楽しみました。会場には、カラオケが設置されたほか、季節の食材を使ったさまざまな手料理が並び、皆「花より団子」とにぎやかなお花見となりました。

後呂会長は「住民の皆さんの協力があって今年で4回目の開催となる。秋に行われる籠の運動会と並んで、地域住民が集まる大切な行事を今後も続けていきたい」とあいさつ。また、今年は東日本大震災の被災地のために義援金箱を設置。同塾がある田垣内区の久保元勇区長は「会に参加していない人からも寄付があり、このように集まった思いが少しでも被災地の力になれば」と話しました。

八重桜は、35年前に当時の籠小学校の新宅百蔵校長が植えたものだそうです。小学校は昭和52年に閉鎖されましたが、桜は毎年、住民や訪問者の目を楽しませています。
(執筆:ざっきー)

満開の八重桜の下で行われた花見会