春の罠祭り編

 名前が「獣害対策体験ツアー」だったときから数えると、5年目を迎える。毎年、たくさんの方に支えられ、(甘えて、、の間違いカモ)続けてくることが出来た。

 今年度は、6回ツア―を実施する予定だ。「春の罠祭り編」「夏キャンプ編」「秋の実り編」「冬ジビエ編」春夏秋冬それぞれの季節の魅力もいっしょに色川を楽しんでもらえたらという思いで4編、全5回の狩猟体験ツアーと「大感謝祭」これまでツアーに来てくれた参加者の方や協力していただいた方々を招いて、(同窓会的な)交流を深めようという趣旨の大交流会で全6回。基本的には、小阪地域の棚田を舞台に、冬以外は棚田でキャンプを行う。そして、第1回目となる「春の罠祭り編」を5月の1、2日で無事に終えることが出来た。

 「生き方、暮らし方を考える」狩猟体験ツアーとうたっているこのツアー。基本的には狩猟体験「とって」「さばいて」「食べる」という一連の流れを体験してもらうツアーなので、猟師の存在は欠かせない。いつも特にお世話になっているのは鍼灸師兼猟師の峯茂喜さんと農家兼猟師の齋藤英世さんのお二方。今のところ、二人がいなければこのツアーは成立しないといってもいい。そして「生き方、暮らし方を考える」つまり、たくさんの豊かな価値観にふれる。もちろんシカをとるという体験がその一つにもなりうるが、地域に根差して、地に足つけて暮らす人たちの姿勢や言葉は自分を含めとても勉強になるし、街の喧騒に暮らすワカモノにとっては何かこれからを生きるヒントが得られるかもしれない。

 次は夏キャンプ編、大感謝祭と続く。集客の部分でいつも悪戦苦闘という感じはあるが、そんな素敵な出会いや、少しの収入源のために、続けたいと思います。皆様にはご迷惑をおかけするかもしれませんが、生暖かく見守っていただければ幸いです。