色川書道教室

台風6号が紀伊半島を横切った7月20日、暴風警報が継続中にもかかわらず円満地公園では午後1時から書道教室が開催されました。–pagebreak–

今回も講師の逢坂洋子さんと生徒5人の6人全員が勢ぞろい。月1回の教室を皆がいかに楽しみにしているのがわかります。

この日のお題は「くわがたむし」。いつものように、皆黙々と半紙に向かい、練習を始めました。

同教室では仮名を中心とした書を主に練習しています。講師の逢坂さんは「自分は仮名が好きだから仮名を中心に書いている。昇段とか昇級が目的でなく、自分自身楽しむために書いているし、頭の体操でもある」とのこと。また、「生徒の皆さんはいつも農作業や家事に追われ、いわば“動”の生活をしている。そんな中にあって書道は“静”の時間。その貴重な静の時間を味わうことが一つの大きな目的」と話しています。

毎月第3水曜日に開かれているこの書道教室、始まったのは2009年12月。初回は2010年正月に向けて年賀状の書き方を習うというものでした。

それから仮名を一文字ずつ練習したり、季節ごとのお題を練習したりの1年と8カ月。「生徒の皆さんの腕前も上達してきたので、今後は徐々に難しいものに挑戦していきたい。町展にもぜひ出品したい」と意欲を見せます。

同教室の作品は円満地公園管理棟に展示中。円満地公園にお寄りの際はぜひご覧ください。
(執筆:創)

講師の逢坂さん(前列中央)と生徒の皆さん