
小阪の棚田にて棚田保全活動を行う「棚田を守ろう会」(峯茂喜会長)が開催する、年4回の米作り体験イベントのうちの一つ「草取り」イベントが6月29日に例年通り開催された。当日は晴天に恵まれるも、気温の高さと日差しの強さが参加者の体力を奪い、時間内にすべての作業を終えることは叶わなかった。
草取りは年4回のイベントの中でも一番「地味」だと言われている。田植え・稲刈り・餅つき&しめ縄作り、と並ぶ中でそう思えてしまうのは仕方ない。個人的には田植えも作業としてはかなり地味だと思っているのだが、米作りの花形というブランド力は強固なものだ。 そんな地味(と言われている)イベントだが、人を集めるために盛り上げようと知恵を絞ってここまで続けてきた守ろう会。その一つの方策として毎回行って続けているのが「流しそうめん」である。
しかし、これもマンネリ化してきているため、今回、新たなアイデアとして出たのが、田んぼに群生する雑草「コナギ」を天ぷらにして食べようというもの。草取りをする参加者に「おいしそうな」コナギを取ってきてもらい、それを揚げて昼食時に食べようという、棚田を五感で楽しむための企画。
実食してみた私的な感想は、「食べられなくはないが、食べようとは思わない」である。おそらく多くの人がそう思うから広く食べられていないのだろう。結果的にこの日の昼食は、流れていないそうめんや、ナスや玉ねぎのかき揚げなど、炎天下の草取りの疲れを癒やす「普通の」料理を楽しむ人がほとんどだった。
そして昼食後には、一般参加者も含め、小阪の棚田をこれからどう維持していこうか?という話し合いの場が開かれ、広報などに力を入れていこうという機運が高まった。課題は山積しているが、楽しく知恵を出しながら取り組みを続けていけたらと思う。

