
色川のソメイヨシノが見頃を迎えた3月31日、西部地区の住民による里道の整備とハイキングが行われた。本紙4月号でも触れたが、かつて生活に利用されていた里道が複数存在することを住民で共有すると同時に、有事の際、車道が利用できなくなった場合を想定し、里道のルートを実際に歩いてみようという取り組みとして実施した。 今回は籠の旧田村店から里道に入り、一度田垣内の車道を通り、再び里道へ。お地蔵様のいる分岐点から大野川下流に向かうルートを歩いた。分岐点では深瀬(色川神社近くの県道に出る地点)、禅定林寺への方向を皆で確認した。道中、倒木や杉芝を除去しながら歩みを進め、休憩を含め約1時間半で大野区と口色川区の三叉路に到着。そこで解散し、余力のある人は深瀬からのルートで帰路に就いた。
参加した後呂光さんは「みんなで『やろうやないか』と声をかけて、すぐに実行できるところが地域の良いところ。子どもたちも参加できて良かった」、中学3年生の仁木萌恵さんは「山の中に大野や口色川に行く道があると初めて知った。里道は初めて歩いたけど、一回通ったので覚えることができた。いざという時に利用できる」と感想を話した。
また、「色川を語り継ぐ会」(田古良元昭会長)で各区の史跡を記録、地図化している橋本茜さんが参加し、スマートフォンの地図アプリを使用し、ルートの記録を行った。橋本さんは「地元の方に案内してもらわなければ、存在にも気付けない歩き道や史跡も多い。一緒に歩くと、当時の様子なども話していただけるので、情報が蓄積され、ありがたい。このような機会があれば、また声をかけてもらいたい」と語った。



